労働活動仕事

人と会うことがあまりないけど、人と会うと、定期的に人と合わなきゃなという気持ちになり、気持ちになるだけで特に何もしないという感じでずっといきている。

ところでアーレントは人間の条件を仕事と労働と活動を分けて考えて、仕事は耐久性のあるものを作ることで、活動は人と会って何かすることで、労働は労働という感じ。私たちが日々仕事と呼んでいるものは大体がアーレントにおける労働に分類される。家事も労働に分類される。とにかくみんな労働をやりまくる世界になってしまっている。

自発的に何か作ったり、自発的に人と会ったりしないと人生が全て労働で塗り潰されてしまう。かつては、かつてというのがいつなのかわからんけど、マルクス的に言えばたぶん前資本主義社会では活動と仕事の時間があったのかもしれないが、現代では兎にも角にも労働で、そのほかのことは労働外の時間で、しかも家事とかをこなしてからやれみたいな感じになっている。

とにかくそれは狂った社会なので一刻も早く権力構造を転覆すべきなのは自明なんだが、まあそれはそれとして現代においては自発的に活動と仕事をしていかないとなんだなと再確認した。