ゴミ捨て

家に溜まってた不要なものを、ゴミ処理場に持ち込んだ。ゴミ処理場では、持ち込んだゴミを自分で適切な場所に捨てていくのだが、実際のところ、職員さんがかなり手伝ってくれて、ほとんど持っていってくれる。ありがたい。

子供の頃、母に、大学に行かないとろくな仕事に就けないよと脅された。勉強は自由のためにする、頭がいい高校の方が校則がゆるいし、大学に行った方が仕事の幅が増える、大学に行かないとつらい単純労働をする羽目になる、という感じのことをよく言われた。間違ってはいないのだが、なんというか、コンプライアンスというか、まあ、そういう時代だったし、家庭の事情で大学に行けなかった母の悔しさはとてつもないものだったのだろう。

子供の頃の私にとって、「ろくでもない仕事」のイメージとしてごみ収集があったなとふと思い出した。

「本当の仕事」症候群みたいなことを最近考える。自分のやっていることは本当の仕事ではないという感覚だ。ごみ収集とかそういう社会インフラを支える仕事や、医療や保育なども本当の仕事だなという気がする。翻って自分の仕事は、本当の仕事ではない気がしてしまう。