自己強化的

いろいろあってまた転職活動をしている。新卒の就活は死ぬほどつらかったが、それに比べれば中途の転職活動は100倍くらい楽だ。

転職活動では自分の経歴や自己PRとかを書く必要があるのだが、この書くという行為が曲者だ。普段はチャランポランに生きているのに、自己PRと言う形で自己を断言すると、まるで本当に自分がそういうモノのように感じる。自己PRに嘘は書いていないが、文章という形でそれを断言するという行為は、自己強化的な効果がある。

意識高い人がよくブログを書くのはこういう快楽を求めているのではないかとおもう。自分がやったことを書くと、嘘をついていなくても自己が強化されるような感覚がある。そのやったことが周りから見てちゃんちゃらおかしいことでも、自己強化の快感だけは味わえる。

なんか、映画のチケットを売り捌くためにたくさん買った人が、自分で全部見るって宣言して、やっぱやめたってブログに書くみたいな話があったけど、そのアホみたいな顛末も、当人からすれば自己強化の快楽なのかもしれない。