堕天作戦が面白い

『堕天作戦』という漫画を読んだ。めちゃくちゃ面白い。数百年後の地球で、魔人と人類が戦争をしている、不死者の主人公が幼体成熟の魔人レコベルと出会うことから物語が始まる。

 

設定が膨大で複雑で魅力的で、最小限の情報しか読者には開示されず、しかしそれが物語のテンポを崩さないで読者を引き込む力になっている。

 

例えば冒頭から魔人、魔法、幼体成熟などが当たり前のように出てきて、特に説明はない。なぜならば登場人物たちにとっては当たり前なのでわざわざ説明する必要はないからだ。読んでる方は戸惑う。そして会話は極めて端的というか、これも説明が少なく、テンポよく進む、会話の端々からこの世界のことを少しずつ知ることができる、知るほどにこの世界は複雑で残酷ということがわかる。この、感じがとてつもなく面白い。

 

もちろんストーリーもキャラもよくできている。アニメ化して欲しい。細かい事情は知らないが、現在は自費出版をしているらしい。とりあえずKindle購読に登録しておいた。応援していこう。