客と神様と貴族

「お客様は神様です」的思想を客側が持ちすぎてトラブルになるという話を良く聞く。店員を土下座させたりとかそういうやつ。わたしもこの間スーパーで店員さんと道を塞ぎ合う形になってしまったとき、とっさに店員さんが一歩退いてお辞儀をして、おおっすごいっしかしそんなにしてくれなくてもいいのに、とおもった。

個人商店や、コンビニなどでもおばさんだとグイグイ踏み込んでくる接客をしてきて、ちょっと戸惑ったりもするが、黙ってお辞儀をされるよりはいいなとおもう。

そこでふと、「お客様は神様です」問題というのは貴族階級がいないというのも関係しているのではないかと思った。いわゆる神様扱いというのは貴族やブルジョアに対するそれでなのではないだろうか、いや実際には知らんけど。

もしブルジョアに対して反感を持っているなら彼らの振る舞いを真似するだろうか。いやしないだろう。

というか、というかそもそも、貴族ならばどこにいってもそれなりに扱われるが、私達はみな労働者なのだから、かわりばんこに神様ごっこをしているわけで、阿呆らしいなとおもう。