仕事のミスを指摘するという体で安い自尊心を満足させるオナニープレイにつきあわされた話
仕事でちょっとしたミスをして、というかぼくの作った書類がけっこう穴だらけで、それを会社の先輩から指摘されたんだけど、なんだか途中からヒートアップしたらしくて、最終的に、
「もういいよ、あなたに頼んだわたしが馬鹿だった」
とか
「なに? 残業して直せってわたしに言ってほしいわけ? いいよ、あとはぜんぶわたしがやるから」
というようなことを言われておわった。
なんだかドラマとかで言いそうなセリフだなあとぼくはぼんやりおもいながら、定時で帰った。
話は変わって、大学で留年しているころ、実験のレポートを2年くらい遅れて提出しにいったら教授にマンツーマンで添削されたことがある。レポートは合計で50ページくらいはあったとおもうんだけど、それを教授の部屋でふたりっきりで1ページごとにここがわかりづらいとか、この情報が足らんとか、2時間くらいかけて添削された。
とても嬉しかった。
レポートというのはだいたいが、出したら出しっぱなし、あるいはAとかBとかいう謎の記号がくっついて返ってくるだけだった。こういうふうに時間をかけて丁寧に指導してもらえるのはなんだかとても嬉しかった。自分でもそう感じるのは不思議だった。
つまり何が言いたいかというと、タイトルの通りで。
自尊心を満たす、承認を稼ぐというのはとてつもなく気持ちいい。その快楽はあらゆる行動の目的にすりかわる。力や地位があるほどそれは容易くできるのだろうけど、あらゆる場面でそれをしていいのだろうかっておもう。あらゆる行動の目的に、ちょっぴりあるいは大量の自尊心を持ち込むというのはどうなんだろう。
あ、あと仕事の内容ですが、 紙に出力された表をそのまんまエクセルに打ちこむっていうやつでした。
知的複眼思考法という本を読んだ
知的複眼思考法という本を読んだ。あ、いや、まだ読みきってい。ホッテントリか何かでおすすめされていて、Kindle版があったからそのまま買った。
著者は「自分自身の視点からものごとを多角的に捉えて考え抜く力」を知的複眼思考と呼び、大学の講義を通して学生のこの思考法を身につけてもらおうと日々頑張っているらしい。そしてその方法を書籍としてまとめた本らしい。
最初の部分で学校教育の批判のようなものが書かれていて、現代の教育では考える力は養われない云々ということが書いてあって、まあたしかになーとよみながら共感する部分も多かった。振り返ってみて、学校で求められていたのは自分で考える力というよりも、先生の思った通りに答える力であった。子どもであった僕たちはそういう空気を敏感に感じ取って、先生のごきげんをとるように行動や答弁をしていた。そういう空気にカウンターをあてて悪いことをする人もいた。
で、本題の複眼思考を養う方法に入るんだけど、本を読むときは作者の気持ちになって読みなさいとか、作文を書くときは文章のつながりや構成をよく考えて説得力があるように書きなさいとか、あれ、これ学校で習ったことじゃんよっておもった。
教育業界のこと全然詳しくないんだけど、ここ10年くらいのキーワードは「生きる力」だか「考える力」だかって話を聞いたことがある。指導要領?みたいなやつ?そーゆーコンセプトで教育やってこうぜって国が決めるやつがあるらしい。つまり授業そのものは考える力をつけるためによく出来てる。
この本の著者が言ってることは至極最もだし、そのやり方も噛み砕いてわかりやすく説明してくれている、でもそれらってぼくはだいたい学校でなんとなくふわっと聞いたことのあることばっかりだった。トレーニングとしてやったことはなかったけれど。
そして子どもに考える力をつけさせないようにしていたのは教師だったのかもねってちらっとおもった。
人を指導する側に立つ、というのはどうしても教え子から思考力を奪おうとする方向に傾くのかもしれない。下の人間がちゃんと自分で考えて動いてくれるっていうのは上からすると楽なのだろうけど、もっと楽なのは自分の思った通りに考えて動いてくれるってことだろう。だからその理想の状態になるように働きかけてしまう、のかもしれない。
300円と400円のちがい
どうも、眠れない夜に書くブログです。昼寝しすぎた。
最近バットマンのゲームにはまっています。まあ、このゲームがよくできていて、ちょうたのしい気持ちいいバットマンごっこって感じです。あ、語弊ありますね。バットマンアーカムシリーズは各所で絶賛されていますし、おすすめです。
バットマンの映画を見よう
そんなわけでバットマンの映画を見たいなとおもってクリストファーノーラン監督のダークナイトをアマゾンで検索してみたら、インスタントビデオのレンタルで400円でした。この Amazon instant video というのは映像コンテンツをデータで購入・レンタルできるサービスで、今のところPC(ブラウザ)・kindle・iOSに対応しているらしいです。nexus7 で見たいのでやめました。
google play video というおんなじようなサービスで検索してみると300円でレンタルできるようでした。この100円の差はでかいなって感じた。400円だとちょっと戸惑う、めんどくさいけど近所のツタヤにいくかなって気分になる、でも300円だとまあいいかってなる。
よくよく見てみると、Amazon はレンタルはだいたい一律400円なのに対して、google は価格に幅がある。例えばダークナイトは300円だけどテッドは900円だよとか、ダークナイトライジングはレンタルやってないから1000円で購入してね、とか。
デジタルレンタルってけっこういいんじゃないかな
って思いました。電子書籍は、DRMがかかっているので特定のサービスで買いつづけたほうが便利です。でもデジタルレンタルなら期間を過ぎたら権利ごと消滅するのでその時々に安いとこで借りて問題ない。これはとても身軽で良いなって。
クリストファー・ノーランの昔の映画を見よう
クリストファー・ノーラン、memento とか following とかの最初のほうの暗い作品もけっこうおもしろいですよ。
gmail を乗っ取られた時の話
半沢直樹を見た、復讐の物語について
いまさらかもしれないけれど半沢直樹を見た。倍返しってこれかー。
復讐、というのは暴力を正当化できる。正当化できると暴力の快楽を後ろめたさなく味わえるよねっておもった。結局はポルノだった。
ん、なんかあんまりにも言葉足らずなので追記しよう。
爽快感のあるドラマ、という話を聞いていて、確かにそれはあった。半沢が卑怯な罠にはめられるのはとても腹が立ったし、それらを打破していく姿は気持ちよかった。でも正当化された暴力を見ている感じが気持ちわるかった。半沢の奥さんも彼の個人的な復讐にふりまわされてかわいそうだった。
最後のシーン、ネタバレしちゃうけど、大和田常務の土下座のシーンは、視聴者の感情移入の対象は半沢ではなく大和田だったんじゃないかとおもう。ぼくはそうだった。
だから、オーラスで半沢が出向させられるのは理不尽というよりも、復讐物語の最後として理にかなっているとすら感じた。ただのクリフハンガーかもしれないけど。
勧善懲悪的王道物語は、正当化された暴力のような、いじめのような、そういう邪悪さをもっている。勝者によって記された歴史みたいな。だから悪役は、勝者に蹂躙される悲哀のようなものを見るものへ訴えかけなければともおもう。
勝者によって記された歴史のなかで、真実を語り得るのは悪役だけで、実際にそれをするのは悪役を演じる役者なのだろうとおもう。
つまりまとめると、けっこうおもしろいドラマでした。
nexus7 買った
冷静に考えていらないよなーと思いつつも3ヶ月くらいほしいなーってずっと悩みつづけたので、この悩む時間を時給換算するといっそ買ってしまったほうが得じゃないかという強引な理由付けにより買いました。
2013LTEモデルです。4まんえんくらいでした。おまけで biglobe LTE の SIM がついてきたので月額1000円のプランで契約しました。一ヶ月1GBまで高速通信できるらしい。
いままでずっと iOS を使っていましたが、タッチの感度というか感触はやはり iOS のほうがいい。お店でちょっと触ると nexus7 もいいかんじなのだけれど、ちゃんと使うと違和感を感じる。iOS デバイスのほうがこう、指にひっついてくる感じがする。
不満点はそれくらいです。世界観? とかそういう宗教めいたことを言いだすときりがないけれども、まあ、安いし、simフリーだし、いいんじゃないですかね。
あと1GB制限は、外でだらだらネットしなくなった。wi2という公衆 wifi も無料で使えるプランなのですが、あんまり見つからないし、見つけてもうまく繋がらなかったりでこれは印象悪いですね。