物欲が負ける

なんだか秋めいてきて、過ごしやすくなったのでちょっと外で肉でも焼いて食いたいなと思い、シングルバーナーとあとここ数年流行っているアウトドア鉄板みたいなやつをひとしきり調べていたのだが、結局カセットコンロとフライパンを持っていけばいいじゃんとなり、何も買わなかった。

調べ物をしているとき、私の心の中では「外で肉を食いたい」という欲求よりも「何か新しいギアが欲しい」という欲求の方が優っていた。いわば物欲を実現させるための触媒として食欲があった。そういうことは良くある、実際のところ多くの物事というのは物欲の触媒なのだ。

しかしいろいろ調べているうちに物欲は萎えてしまい、必要性や実用性を持ち出して、今持ってるものでいいやとなってしまった。物欲が負けてしまった。これはこれで悲しい気がする。

あともうちょっといい音で音楽が聴きたいなと思ってDAPやらポタアンやらを色々調べていたのだが、これはさすがに今手持ちのもので代用できない。カカクコムの売れ筋のポタアンが1万ちょっとで、なるほどその価格だと1ヶ月は悩むなとなり保留となった。

とりあえず今週末、天気が良かったら外で肉でも焼こうと思う。