生活をコントロールできなくなるとき

生活をコントロールできなくなってくると精神が悪くなってくる。仕事が忙しくて帰って寝るだけで休みの日も寝てばかりだとか、あるいは仕事をしてなくても体調が良くなくてほとんど一日中寝てばっかだとか、そういう日々は絶望的な気分になってくる。

ところでわたしは最近ゲーム・オブ・スローンズにはまってしまい、これがだいたい70時間分くらいあるんだけど、こういうのも生活のコントロール感を失わせる。朝起きて観て、飯食って観て、風呂入って観て、寝る、みたいな日々を過ごした。欲求は満たせているのだけれどとにかく生活を自分でコントロールできないという感じで、でもやめられなくて、とにかくこれから開放されるためにはすべて観終わるしかないというかんじで、ゲーム・オブ・スローンズはとても良い作品なのだけど生活はなぜかつらかった。

なにかにどっぷり浸かった生活を楽しめるならばいいんだけどわたしはあんまりそういうタイプではないらしい。コミックレンタルなどで漫画を数十冊借りてくるときも、読み終わるまで生活がだめになってしまい、精神もだめになってしまう。

わたしは暇なときは意味もなくカフェにいくことが多いのだけど、そういうのも怠惰に取り憑かれてしまうと怠惰であること以上に精神がだめになってしまうから、それならぼーっとどこかでコーヒーを飲んでいるほうがまだコントロール感があってマシだからだとおもう。このあいだそういう話をしたら、カフェ代がもったいなく思ってしまうと言われ、それはそうかもしれないけどこれもまた生存のための必要経費なんだよなあとおもった。