本と他者

文学フリマにサークル参加するのは3回目だった。つまりわたしは今まで3冊の本をつくった。本を書くということはとにかく最初から最後までつらい。不安と自己嫌悪の連続だなとおもう。最後までといったが、そんじゃあ書き終わったらスパッと気持ちよくなれるのかというとそうでもなくて、やはりうじうじと悩み、文フリ当日は鬱々とした気持ちで設営をしている。

たくさんの言い訳をツイッターで垂れ流したい。しかしここで他者というものが出てくる。曲がりなりにもわたしは自分の本を売っているわけで、そしてなにを間違えたか買ってしまう人もいる。せっかく買った本を、読むにしろ読まないにしろ、その作った当人がつまらないだの後悔しているだのうだうだ言っていたらかなり気分が悪い。というわけでそういう鬱屈としたものは口に出さない方が良いということになる。他者すごい。